くま先生の鍼灸院

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6月の身体【整体】

こんにちは(^^)

くま先生の鍼灸院 院長の中村です。

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今日の記事は野口整体に伝わる季節ごとのセルフケアのご紹介です。

 

福岡も梅雨に入りましたがジメジメして息苦しいですね。

これって空気中の湿気が皮膚に張り付き

皮膚呼吸が低下することが原因です。

エアコン等で"ドライ"が心地いいのは

汗が蒸発しやすくなり体の熱を奪ってくれるからです。

汗というのは、疲労で捻れた筋肉をゆるめ

柔軟にする役割を果たしています。

だから、スポーツなどをして"いい汗"をかくと、身体がさっぱりします。

さらに汗は、身体の中に蓄積して中毒を引き起こしかねない

公害物質とかアルコールや薬品などの毒素を

積極的に外へ出していく働きもしています。

よくデトックスなどで毒素はおしっこで出ると思っている方がいますが、

じっさいには汗のほうが積極的に毒素の排地もしているのです。

ですから"汗が出にくい体"というのは、壊れやすいし疲れやすい。

ただし、汗の出すぎる体も疲れやすいので注意が必要ですが。(^^)

これは小便で排地すべきものまで汗で出てしまうため、

皮膚呼吸の代謝が過剰となり、呼吸器が疲れてしまうためです。

 

ところで汗の出る場所というのは、人によって偏っています。

額にばかりか人、首にかく人、背中にかく人、脚にかく人、

左右単身にどちらかだけにかく人、上体と下体で反対側にかく人等々

その偏りは、個人個人の体の捻れや使い方の癖が偏っているために起こります。

これは毒素の排池の場合にもいえることで、毒素が呼吸器に集中している人ですと

上胸部(肩脚骨の上辺)や胸に汗をかきます。

神経糸に集中している人なら、頭や首に汗が集中します。

関節炎を持っている人ですと、それが治ってい過程で、

関節のある部位にばかり汗をかくようになります。