くま先生の鍼灸院

子育て中のママさんを応援するくま先生の鍼灸院から子育てなどに役立つ健康情報や東洋医学についてなどをお知らせいたします。

呼吸活点への対処

こんにちは。

くま先生の鍼灸院 中村です。

最近は暑い日と涼しい日が不規則にやって来ますが

お風邪などは召されてませんか?

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今日は"呼吸活点への対処"のお話です。

前回まで、汗をかいたままにしていると

皮膚呼吸がしにくくなり、排毒もできなくなると説明しましたが、

今回は、その状況を改善するための方法です。

腰の後ろ側の腰椎四番の四側といわれる部位に

"呼吸活点"といわれる場所があります。

ちょうど腰の上端のちょっと内側(腰に手を当てたら親指が当たる所)にある

左右一対の凹みがそれです。

ここが硬直していると、呼吸が浅くなります。

呼吸器の病気があると、必ずここが硬直しています。

一般に呼吸器の病気は人の性格を陰気にさせるもので、

病気がなくても

ここが硬直していると、気分が暗くなって沈んできます。

何を見ても不平、不満が感じられ、

気力がわいてきません。

そうしたことからノイローゼや神経衰弱の急処ともいわれています。

湿気が強く皮膚の呼吸がスムーズに行われなくなると、

多くの影響を受けるのが、呼吸活点です。

この部位が硬くなると、

ここがその下の腰椎五番という脚の神経を支配する場所と

関連していることもあって、脚がだるくなってきます。

ここが固まると、立ったり歩いたりするのが億劫になり、息切れを感じます。

足の裏が熱く感じるのは腎臓が壊れている証拠ですが、

こういうときは呼吸活点も硬直しているのです。

この時期、川遊びで足だけ水に浸けている人をよく見かけます。

足裏がほてっているので冷やしたいという気持ちからなのでしょうが、

これは大間違い。かえって足がむくんだり、小便がつまったり、

最終的には腎臓炎などを引き起こす原因にすらなります。

こういうときは、むしろ足を湯につけて温めておくか

呼吸活点を親指で押すほうがいいのです。